京都大学とミクシィが2018年1月19日に開催した「第3回 デジタルヘルスシンポジウム」の様子
[画像のクリックで拡大表示]

 京都大学とミクシィグループのスマートヘルスは、2018年4月1日から京都大学大学院医学研究科に産学共同講座として「予防理学療法学講座」を設置した。理学療法に基づく運動プログラムが障害予防に与える効果を検証することを目的とする。期間は2023年3月31日までの5年間。

 今回の講座では、京都大学大学院医学研究科の臨床バイオメカニクス研究室が理学療法に基づく健康寿命延伸を目指す運動プログラムを開発。その運動プログラムをスマートヘルスが運営する施設で実施し、実施者データを収集する。

 さらに、その収集データをバイオメカニクス研究室が解析。年齢・性別などの「実施者の属性」や体組成・身体の歪み・筋肉の状態などの「身体の状態」ごとに、当該運動プログラムが障害予防に与える効果を検証する。

 臨床バイオメカニクス研究室は、ヒトの動きをさまざまな計測機器で非侵襲的に測定・分析することで、リハビリテーションや理学療法の発展に寄与することを目的に研究。筋や関節に及ぼす力学的特性や筋特性・運動機能と動作能力の関連を解析することで、効果的な治療法や予防法の開発を目指す。

 2017年設立のスマートヘルスは、「ヘルスケアを軸にした健康寿命の延伸」を目指し、新しいヘルスケア業態を展開。今後は、サービスを提供する実店舗のオープンやヘルスケアアプリの提供、サービス利用者のPHR(Personal Health Record)を蓄積したデータベースの構築など、多角的なアプローチで日本の健康寿命延伸に取り組む方針で、今回の講座で得られた成果をサービス開発に生かすとしている。