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キリン、3工場などに再エネ導入、東電の水力と証書を利用

2017/03/31 10:45
工藤宗介=技術ライター
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キリンビール取手工場
(出所:キリンHD)
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キリンビバレッジ湘南工場
(出所:キリンHD)
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 キリンホールディングスは3月28日、グループの3工場とグループ企業1社に再生可能エネルギーを導入し、温室効果ガスを削減すると発表した。

 キリンビール取手工場とキリンビバレッジ湘南工場に、東京電力エナジーパートナーのグリーン電力メニュー「アクアプレミアム」を4月1日から導入する。年間約1万5000t規模(杉の木約107万本相当)のCO2排出量を削減する。

 アクアプレミアムは2017年3月に東京電力エナジーパートナーが発表した新料金プランで、発電の際にCO2を排出しない水力発電の電力のみを販売する。例えば、年間100万kWhを購入することで約500tのCO2を削減できる。キリンHDは、キリンビール取手工場の約70%、キリンビバレッジ湘南工場の約50%の電力にアクアプレミアムを導入する。

 また、資源エネルギー庁と環境省の推進する「グリーン熱証書」「グリーン電力証書」を活用する。両証書は、再エネによる熱や電力の「環境価値」を取引することで、再エネを利用したとみなす仕組み。キリンビール神戸工場の化石燃料由来の熱消費量に相当する「グリーン熱証書」、シャトー・メルシャンの全電力使用量に相当する「グリーン電力証書」により、約8000t規模のCO2排出量を削減する。

 これらの施策は、2017年3月に「Science Based Targets(SBT)イニシアチブ」の承認を受けた温室効果ガスの中期削減目標を達成するための一環。今回の再エネの導入で削減を見込む合計約2万3000tのCO2は、約6600世帯の年間排出量に相当する。

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