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中部電、「再エネカンパニー」新設、5年間で1000億円投資

2030年頃までに2GW以上を新規開発

2019/03/29 06:30
工藤宗介=技術ライター
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2030年頃までに2GW以上の新規再エネを開発する
(出所:中部電力)
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 中部電力は3月26日、経営ビジョンの実現に向けた具体的なアクションを取りまとめた2019年度「経営課題への取り組み」を発表した。それによると、将来にわたる持続的な成長に向けて、2023年度までの5年間で再生可能エネルギー分野に約1000億円を戦略的に投資するという。

 同社では、今後、2030年頃までに200万kW(2GW)以上の新規開発を目標に掲げ、「再生可能エネルギーカンパニー」を4月に設置する。

 再エネ分野の投資では、スパークス・グループが設立した「未来再エネファンド」に50億円出資した。同ファンドは、中部電力のほかトヨタ自動車、三井住友銀行、みずほ銀行などが出資し、ファンド規模は約300億円になる。運用期間は2018年11月1日から25年間。

 グループ全体で企業価値を持続的に高めるESG(環境・社会・企業統治)経営を推進する中、発電から販売までのすべてのバリューチェーンでCO2排出量を削減することで、エネルギー自給率の向上と低炭素社会の実現を目指す。自社開発だけでなく、再エネ発電所を投資対象とするファンドへの出資など、あらゆる施策を講じることで、再エネ拡大に取り組むとしている。

 同社グループでは、2018年12月時点で258万kWの再エネ発電所が稼働中という。内訳は、揚水を除く水力214.3万kW、太陽光26.1万kW、風力17.2万kW、バイオマス0.7万kWとなっている。中期的には水力・バイオマス・太陽光を、長期的には洋上風力を主体とした開発を進めていく。

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