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宮城県、公園内に自立型燃料電池システム、太陽光で水素製造

2018/03/29 14:15
工藤宗介=技術ライター
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楽天生命パーク宮城向けH2One
(出所:東芝エネルギーシステムズ)
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 東芝エネルギーシステムズ(川崎市)は3月26日、宮城県に納入した自立型水素エネルギー供給システム「H2One」が、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「楽天生命パーク宮城」(宮城野原公園総合運動場内)内で運転を開始したと発表した。

 太陽光パネルで発電した電力を水素に変換してタンクに貯蔵し、その水素を用いて純水素型の燃料電池システムで発電する。平常時は天候に関わらず球場内のデジタルサイネージや地域ラジオ局「Rakuten. FM TOHOKU」に電力を供給する。

 太陽光パネルは面積144m2の敷地に設置した(出力は未公表)。燃料電池の出力は3.5kW。1時間に1m3の水素を生成し、タンクに200m3貯蔵できる。非常時にはラジオ局を約72時間維持できる。

 災害時には、ラジオ局やサイネージを用いた災害情報の発信、避難誘導用の照明、携帯電話などの充電用電源として利用する。発電時の排熱を利用して温水を作り、手洗い用に供給する。

 水素吸蔵合金タンクの採用などによりコンパクト化し、構成機器をコンテナ1台に納めた。従来のコンテナ3台分より省スペースとなり、最小限の配管工事で設置できたという。

 このほか同社は、東北地方では東北電力向けにH2Oneを納入したほか、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業「水素社会構築技術開発事業/水素エネルギーシステム技術開発/再エネ利用水素システムの事業モデル構築と大規模実証に係る技術開発」に参画する。同事業は、福島県浪江町を実証エリアとして1万kW級の水素製造装置を備えた水素エネルギーシステムを構築する(関連記事) 。

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