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ユーラス、東アフリカ地域で風力発電事業

徳島県では34.5MWのウインドファーム建設へ

2019/03/28 18:09
工藤宗介=技術ライター
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ユーラス上勝神山ウインドファーム完成予想図
(出所:ユーラスエナジーホールディングス)
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 ユーラスエナジーホールディングス(東京都港区)は、オーストラリアの風力発電事業者Windlabと共同で東アフリカ地域における風力発電事業を推進する。3月20日、Windlabの子会社で南アフリカに拠点を置くWindlab Africaに出資参画すると発表した。

 Windlab Africaは、エチオピア、ケニア、タンザニア、ザンビア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンヂ、マラウィにおいて16プロジェクト合計1650MWの風力発電事業の開発を進めている。アフリカのサブサハラ地域では人口が10億人を超え、各国とも高いGDP成長率を記録している。その一方で電化率は低いままで、経済成長に伴いさらなる電力需要の増加が見込まれている。

 Windlabは、オーストラリアを拠点に風況解析や風力発電事業の開発を手掛ける。これまでもユーラスとWindlabは、オーストラリアでCOONOOER BRIDGE風力発電所とKENNEDY発電所(蓄電池付き風力と太陽光のハイブリッド)の事業を推進している。今回の発表により、Windlab Africaに対する出資比率はWindlabが75%、ユーラスが25%になる。また、ユーラスは、北アフリカのエジプトで約260MWの風力発電所を建設中。

 このほかにもユーラスは、徳島県上勝町から神山町周辺で総出力34.5MWの「ユーラス上勝神山ウインドファーム」の開発を進めており、2月15日に安全祈願祭を開催した。同社グループにおける徳島県内の風力発電事業は、総出力19.5MWの「大川原おおかわらウインドファーム」に続く2カ所目となる。

 上勝神山WFは、標高約900~1000mの稜線沿いに1基あたり2.3MWの独Enercon製の風車を約15基建設する。一般家庭約1万7000世帯分の電力を供給するとともに、年間3万8000tのCO2削減効果が見込まれる。売電単価は22円/kWh。2022年4月に運転開始する予定。

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