JR東日本の長野支社は3月20日、小海線の野辺山駅を「エコステ」モデル駅として整備し、太陽光パネルなどを設置すると発表した。同駅は、長野県南牧村にあり、国内の普通鉄道の駅としては最も標高の高い地点に位置するという。

 「エコステ」とは、省エネや再生可能エネルギーなどの環境保全技術を導入するモデル駅で、JR東日本では11例目。長野支社では初めてのエコステモデル駅となる。

 小海線は、山梨県の小淵沢駅から長野県の小諸駅までを結ぶローカル線。野辺山駅の標高は1300mを超え、JRグループを含む国内の普通鉄道の駅のなかで最も標高が高いという。気象条件は年間気温の寒暖差(年較差)が大きいのが特徴。

 エコステモデル駅としては、JR東日本で初めてとなる「ZEH」の考え方を導入し、駅待合室の断熱化による省エネに取り組む。

 このほかにも潜熱蓄熱塗壁材、LED照明などの省エネ技術、太陽光発電設備の創エネ技術、温度差発電体感ウォールやエコ表示モニターといったエコ実感技術を整備する。また、環境調和として県産木材(カラマツ)を利用する。

 2021年のCO2排出量で約3t削減(2016年度排出量の約47%)を見込む。4月に着工し、2020年1月に使用を開始する予定(関連記事:太陽光搭載の「ゼロエネルギーステーション」、JR信濃松川駅に導入へ)。

野辺山駅に導入する省エネ・創エネ・エコ実感技術
(出所:JR東日本・長野支社)
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