小屋木第二発電所(出所:トーヨーエネルギーファーム)
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 トーヨーエネルギーファーム(福島県相馬市)は、福島県南相馬市でソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)による売電事業を2017年12月に開始した。

 同市小高区上根沢四ツ栗の3サイトと同区小屋木中田の3サイトからなる。3月29日に売電予定のサイトを含めると合計出力11.3MW、予想年間発電量1316万kWhとなり、同社によると国内最大級のソーラーシェアリング設備になるという。

 事業地となる合計18.5haの農地では、東日本大震災以前は耕作が行われていたが、震災後は農家の高齢化や避難指示解除準備区域(2016年7月に解除)だったため、遊休農地となっていた。今回、農地の一時転用制度を利用してソーラーシェアリング事業を行う。

 最低地上高2.2mの架台に通常サイズの太陽光パネルを設置し、日陰の下で育つミョウガを栽培する。太陽光パネルはAU Optronics製、パワーコンディショナー(PCS)はABB製を採用した。発電設備一式は、三井住友ファイナンス&リース(SMFL、東京都千代田区)によるリースとなる。

 南相馬市では、震災復興の重要施策として再生可能エネルギーの取り組みを推進している。今回のソーラーシェアリングによって、遊休農地の有効活用と地域での雇用創出とともに、ミョウガの地域ブランド化にも取り組むという。

 国内の大規模なソーラーシェアリングとしては、茨城県つくば市で上海電力が運営する「SJソーラーつくば発電所」の35MWが国内最大と見られる(関連記事)。