公表した電源構成の計画値 
(出所:ソフトバンク)
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SBエナジーが道内で運営する「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」 
(出所:日経BP)
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 ソフトバンクは3月14日、電力供給サービス「ソフトバンクでんき」に、固定価格買取制度(FIT)の適用を受けた再生可能エネルギー(FIT電気)を電源に組み入れた「FITでんきプラン(再生可能エネルギー)」を2016年4月下旬から、低圧需要家向けに提供すると発表した。まず、北海道電力エリアと東京電力エリアで提供を開始し、全国のほかのエリアにも広げていく。

 FIT電気の比率は、年間平均で6割を目標にする。電源構成の計画値(2016年4月1日~2017年3月31日)として、FIT電気・57%、廃プラスチックを燃料にした廃棄物発電・5%、日本卸電力取引所(JEPX)からの調達・24%、その他・14%という構成比を公表した。

 ソフトバンクグループのSBパワーが小売り電気事業者となり、ソフトバンクが代理店として電力サービスを提供する。FIT電気の電源については、ソフトバンクグループのSBエナジーが運営するメガソーラー(大規模太陽光発電所)を主体に、他社からも調達する。

 「FITでんきプラン」の料金単価は、北海道エリアでは、北海道電力の「従量電灯B/C」に比べて電力量料金を1%安くした。3 ~4人家族の場合(1カ月使用量333kWh)で約1万100円となり、北海道電力より約100円安くなる。東京電力エリアでは、東電の新料金プラン「スタンダードS/L」と同じ料金単価になる。いずれも電気料金1000円につき5円相当のポイント(Tポイント)がたまる。

 ソフトバンクは、1月12日に東電と提携した「ソフトバンクでんき」を発表していた。1年契約の「スタンダード」、2年契約の「バリュー」「プレミアム」の合計3プランで、ソフトバンクの携帯電話、または固定通信とセットで申し込むと通信代が月最大300円割引になる。特典として生活回りのトラブル時に出張料・作業料無料で駆け付ける「おうちレスキュー」を提供する、などの内容だ。

 今回、発表した「FITでんきプラン」も、ソフトバンクの携帯電話、または固定通信とセットで申し込むと通信代が200円割引になる。「おうちレスキュー」の特典も付く。

 FIT電気の調達先については、「まだ、公表できる段階ではない」(ソフトバンクの馬場一・執行役員本部長)としつつも、北海道エリアに関しては、SBエナジーの運営する3つのメガソーラー(紋別市・2.4MW、安平町・111MW、白老町・2.6MW)からの調達で、「目標のFIT電気6割以上は十分に達成できる」(馬場本部長)としている。