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アドバンテックが「再エネ信託事業」、1300億円の受託目指す

2019/03/13 17:07
工藤宗介=技術ライター
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アドバンテックの開発したメガソーラー
(出所:日経BP)
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 半導体装置部品などを製造するアドバンテック(東京都千代田区)の100%子会社であるジェイバリュー信託(東京都千代田区)は3月11日、金融庁から運用型信託会社の免許を取得したと発表した。3月13日から営業開始する。

 アドバンテックは製造装置のほか、電子材料にも強く、多角化の一環として早くから太陽光パネルの製造販売など、太陽電池関連事業に取り組んできた。固定価格買取制度(FIT)を機にメガソーラー(大規模太陽光発電所)の開発・運営にも乗り出し、これまで全国に約60カ所・約97MWの太陽光発電所を稼働しており、今後も順次拡大していく予定。

 今回、設立したジェイバリュー信託は、親会社であるアドバンテックの太陽光発電事業を対象に、資産管理を引き継いで発電事業者となり、運用型信託業務を担う。

 アドバンテックは、これまでにも、メガソーラー(大規模太陽光発電所)向けにプロジェクトファイナンスを組成する際、SPC(特定目的会社)の設立でなく、信託スキームを活用した実績があった (関連記事:3次元CADでパネルを最適配置した矢吹町のメガソーラー)。

 ジェイバリュー信託は、将来的に、他の企業グループの再エネ事業についても事業信託業務を拡大し、太陽光以外の風力やバイオマスなどの幅広い再エネ信託ビジネスを展開する予定。3年後には1300億円の受託残高を目指す。

 代表取締役社長は、旧東海銀行出身の谷山信氏が就任した。資本金は2億円。一般社団法人・信託協会への加盟を準備中。

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