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「世界の主要電力事業者が続々とメガソーラー建設に乗り出す」、英調査

2019/03/12 16:04
大場 淳一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 メガソーラー(大規模太陽光発電所)のデータベース作成などを手がける英Wiki-Solar.orgは3月5日、世界の主要な電力事業者が太陽光発電のポートフォリオ構築に乗り出しているとの調査結果を発表した(表1)。

表1●メガソーラーを所有する事業者のランキング
(出所:Wiki-Solar.org)
順位保有者国籍発電所数連系出力 [MW]
1State Power Investment Corp. (SPIC)中国502,659
2NextEra Energy*1米国432,627
3Global Infrastructure Partners米国362,060
4ENEL Green Powerイタリア332,015
5Adaniインド281,957
6Panda Green Energy (旧GoldPoly)中国311,832
7ACMEインド321,630
8Southern Power米国251,494
9National Thermal Power Corp. (NTPC)インド151,391
10AES Corp. 米国601,301
11Consolidated Edison Development米国151,256
12EDF-Electricite de Franceフランス591,182
13Dominion Energy米国421,153
14Lightsource BP*2英国1491,102
15Canadian Solarカナダ281,100
16Enerparcドイツ1411,076
17Cypress Creek Renewables米国1361,015
18Sempra Energy*3米国13941
19GCL-Poly Energy Holdings香港26910
20First Solar米国17856
21Berkshire Hathaway Energy米国6833
22Tata Powerインド26803
23Azure Powerインド22788
24Duke Energy米国50784
*1: Florida Power & Light(FPL)のメガソーラーも含む
*2: 英BPが部分的に所有
*3: San Diego Gas & Electric(SDG&E)のメガソーラーも含む

 同調査結果では、中国、米国、インドの電力事業者が自国で相当規模の太陽光発電の設備容量を保有しており、一方で欧州の多国籍企業はグローバル規模のポートフォリオを構築する傾向が強いと指摘している。

 Wiki-Solar創設者のPhilip Wolfe氏は、「中国SPICや米NextEra Energyに代表される中国と米国の電力事業者は、過去数年にわたってメガソーラー建設に取り組んでいる。一方、インドでは太陽光発電の急速な市場成長が、AdaniやNTPCといった電力事業者の台頭をもたらした」と述べている。

 欧州の主要な電力事業者は、「海外への投資で存在感を示している」(Wolfe氏)。具体的には、イタリアENELは中南米、仏EDFはアジアや南北米である(関連記事1)。また、2018年の英BPによるLightsourceへの資本参加は、「他の石油会社が太陽光発電市場に再び関心を持つ契機となる可能性がある」(同氏)としている。

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