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地域新電力が1億円のグリーンボンド、屋根上太陽光を設置

2019/03/12 12:02
工藤宗介=技術ライター
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 地域新電力のこなんウルトラパワー(滋賀市湖南市)は、総額1.1億円のグリーンボンド「こなんウルトラパワーグリーンボンド1号」を2月25日に発行した。調達した資金は同市内の物流センター2件の屋根置き太陽光発電事業と、学校施設4校のLED導入事業に充当する予定。

 屋根置き太陽光発電事業の「野洲川太陽光発電所」は出力273kWで3月末に完成する予定。また、「夏見東太陽光発電所」は出力266kWで4月中旬に完成する見込み。いずれも太陽光パネルはパナソニック製、パワーコンディショナー(PCS)は田淵電機製を採用する。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は18円/kWhで、特定卸供給により公共施設を含む市内需要家に供給する。

 グリーンボンドの発行年限は15年で引受先は滋賀銀行。第三者評価として格付投資情報センター(R&I)からセカンドオピニオンを取得し、国際資本市場協会(ICMA)の「グリーンボンド原則2018」および環境省の「グリーンボンドガイドライン2017年版」に適合すると確認した。

グリーンボンド発行スキーム
(出所:こなんウルトラパワー)
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 また、「R&Iグリーンボンドアセスメント」において最上位評価「GA1」を取得した。第三者評価の取得については、環境省の「平成30年度グリーンボンド発行促進体制整備支援事業」の補助金交付対象になる。

 こなんウルトラパワーは、2016年5月に設立された官民出資型の地域新電力事業者。「湖南市地域自然エネルギー地域活性化戦略プランに掲げる基本方針」に掲げられた「エネルギー・経済の循環による地域活性化」「自立分散型のエネルギー確保」「地球温暖化防止への貢献」の実現を事業目的に、2016年10月から小売電気事業を行っている。

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