ニュース

太陽光・燃料電池・蓄電池の「3電池」による防災配慮住宅

雨天でも10日間の電力供給、暖房・給湯を確保

2019/03/12 07:33
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
全天候型3電池連携システムのイメージ
(出所:大和ハウス工業)
クリックすると拡大した画像が開きます
新開発の耐力壁「KyureK」
(出所:大和ハウス工業)
クリックすると拡大した画像が開きます

 大和ハウス工業は、自然災害時における一次災害および二次災害に備えた防災配慮住宅「災害に備える家」を、4月1日から全国で発売する。「全天候型3電池連携システム」により、雨天でも約10日間の電力供給および暖房・給湯を確保できる。

 全天候型3電池連携システムは、太陽光発電システム(出力5.5kW)とエネファーム(出力650W)、家庭用リチウムイオン蓄電池(容量5.4kWh)を連携して運用することで、停電時の電力と暖房・給湯を確保し、通常時の光熱費を削減する。なお、太陽光パネルが5.5kWとなるのは、125.4m2(38坪)・2階建てのモデルプランの場合。

 3種類の電源を連携させる「切換盤」を開発した。長期間の停電時にエネファームが発電する電力を家庭内で利用したり、蓄電池に貯めたりできる。通常時は、エネファームと太陽光発電で発電した電力を家庭内で使うことで、2002年省エネ基準相当の住宅と比較して年間光熱費を約84.2%削減できる。

 太陽光パネルは複数メーカーから選択できる。エネファームはパナソニック製、蓄電池はエリーパワー製。また、顧客の要望に応じてZEH(ネット・ゼロ・エネルギー住宅)対応にすることも可能。

 このほかにも、従来の同社戸建住宅と比べて建物の揺れを最大2分の1に抑える新開発の耐力壁「KyureK(キュレック)」、台風など暴風時の飛来物による衝撃を吸収して破損を防ぐ防災瓦「ROOGA(ルーガ)」、合せガラスの中間膜の厚さを2倍に強化した「防災防犯ガラス」などを用意した。

 同社の戸建住宅製品に対する追加オプションとして販売する。参考価格は、38坪2階建てのモデルプランにすべてのオプションを追加した場合で500万円程度の上乗せになる見通し。販売目標は年間160棟。

  • 記事ランキング