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Looop、「FIT電気+再エネ・26%」で4月から低圧向け電力小売り

低圧連系の太陽光と岐阜県の水力発電から再エネを調達

2016/03/11 15:56
金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所 印刷用ページ
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再エネを活用した電力供給のイメージ
 (出所:日経BP)
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 太陽光発電システムを販売するLooop(東京都文京区)は、再生可能エネルギーの比率を26%まで高めた電力を低圧需要家向けに供給する「Looopでんき」を、2016年4月1日から開始すると発表した。3月11日から申し込みを受け付ける。

 2016年5月31日までに申し込んだ顧客を対象に、基本料金0円で、一般家庭向け26円/kWh、事務所・商店向け27円/kWhの電力量料金だけの料金メニューを適用する。電気を使用した分だけ、料金を支払う形になる。6月以降の申し込み分の料金メニューについては今後、公表する。まずは関東圏、中部圏、関西圏でサービスを開始する。

 2016年4月1日~9月30日までの同社の電源構成の計画値は、「固定価格買取制度(FIT)を利用しない再エネ・6%」「FITを利用した再エネ・20%」「その他・74%」となっている。FITを利用しない再エネの電源は水力発電から調達する。「FIT電気」の電源は、低圧連系の太陽光発電事業者から調達した電気が主体になる。

 水力発電は、岐阜県恵那市にある木曽川水系の阿木川ダムを利用した発電所(出力2.6MW)から調達する。ほかに鹿児島県指宿市にある地熱発電所(2017年春に試運転開始の予定)からも調達する計画を立てている。

 今後も、太陽光以外の安定的な出力が見込める再エネ電源の調達を増やし、再エネ比率の向上に取り組む。並行して、環境価値を高めるため、「J-クレジット制度」によるクレジットを使い、CO2排出をオフセット(相殺)することも検討している。

 Looopは、2015年7月から工場や商業施設、オフィスビル、学校などの特別高圧・高圧受電の需要家に対して電気の販売を始めており、現在までに契約した電力容量は約30MWに達する。3月11日から低圧需要家向けも受付を開始し、1年間で2万件の受注を目指している。

 同社は、「Looopでんき」の受付開始に合わせ、福岡県北九州市にサポートセンターを開設した。

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