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バークレイズ証券、「無制限・無補償」太陽光にプロジェクトボンド組成

リニューアブル・ジャパンが登別市で開発の22MW

2019/03/04 06:00
工藤宗介=技術ライター
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リニューアル・ジャパンが岩手県で手掛けた営農型メガソーラー
(出所:日経BP)
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 バークレイズ証券(東京都港区)は2月22日、リニューアブル・ジャパン(東京都港区)が北海道登別市で開発・建設中の出力22MWの「北海道登別市MS発電所」に対する再生可能エネルギープロジェクトボンドを組成すると発表した。発行金額は89億円で同日発行した。

 今回のプロジェクトボンドは、同社にとって2017年8月、2018年4月の発行に続く3件目となる。正式名称は、「RJ再生可能エネルギープロジェクトボンドIII受益権(GB)/ABL」。最終償還日は2041年2月20日で、受託者は日立キャピタル信託。対象事業は、太陽光発電事業の開発および完工後の発電事業。

 格付投資情報センター(R&I)からプロジェクトボンド向けのグリーンボンド格付(GA1:最上位の評価)およびグリーンボンド原則などへの適合性に関するセカンドオピニオンを獲得した。プロジェクトファイナンス形式で発行された国内最大規模のグリーンボンドになる。

 また、R&Iから「BBB」の信用格付けを取得した。現行の再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)のもと、電力会社から「無制限・無補償の出力制御」の要請を受けるメガソーラーが信用格付けを取得するのは初めてという。

 「北海道登別市MS発電所」は、太陽光パネル出力22MW、連系出力18MWの太陽光発電所で、年間約1万5195tのCO2排出量削減効果が見込まれている。発電した電力は北海道電力に売電する。買取価格は40円/kWh。

 太陽光パネルは中国Lightway製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。EPC(設計・調達・施工)サービスは日本コムシスが担当し、O&M(運営・保守)サービスはリニューアブル・ジャパンが自社で行う。運転開始は2019年10月末ごろの予定。

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