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パナソニック、日欧2工場で「CO2ゼロ工場」実現

太陽光、風力の導入のほか、証書やクレジットで相殺

2019/03/04 05:30
工藤宗介=技術ライター
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パナソニック エコテクノロジーセンター
(出所:パナソニック)
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Panasonic Energy Belgium
(出所:パナソニック)
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 パナソニックは、同社グループのパナソニック エコテクノロジーセンター(PETEC、兵庫県加東市)とベルギーPanasonic Energy Belgium(PECBE)の日欧2工場において、1月に同社初となるCO2ゼロ工場を実現した。2月28日に発表した。

 両工場のCO2削減量は、合計約5000tになる。

 PETECの家電リサイクル工場では、2009年に出力50kWの太陽光発電システムを導入し、2019年中に624kWに増設する予定。また、関西電力「水力ECOプラン」と非化石証書を活用して、全調達電力を100%再生可能エネルギー由来電力に切り替えた。さらに、化石燃料由来CO2をオフセットするJ-クレジットを活用した。

 今後は、地中熱など省エネのさらなる推進、化石燃料から排出されるCO2を吸収・分離・活用する(CCU)技術の導入など、自社開発技術を活用した施策を進めるという。

 PECBEの乾電池工場では、2016年に出力2MWの風力発電設備を導入した。全調達電力を100%再エネ由来電力に切り替えた。また、化石燃料を使用したボイラーを省エネタイプに切り替え、クレジットを活用して化石燃料由来CO2をオフセットした。このほか、照明にLED、社用車に電気自動車(EV)車を採用した。

 同社は、2017年6月に策定した長期ビジョン「パナソニック環境ビジョン2050」では、2050年に向けた活動のひとつとして、工場の操業でCO2を排出しない「CO2ゼロの工場づくり」をグローバルで取り組んでいる。今後、両工場をCO2ゼロ工場の先行モデル工場とし、培った取り組みを順次グローバルの工場に展開していくとしている。

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