2017年12月に開院した北原リハビリテーション病院新棟(東京都八王子市)の外観(本誌が撮影)
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 医療法人社団KNIの関連会社であるKitahara Medical Strategies International(KMSI)は、登録された意志情報・医療情報・生活情報に基づいて包括的な生活サポートを提供する会員制サービス「北原トータルライフサポート倶楽部」を2018年3月1日に開始した。病気になった際だけではなく、それ以前や退院後も含めた生活全般を支えていくことが狙い。KNI 理事長の北原茂実氏がかねて提唱していたコンセプトに基づくサービスである(関連記事)

 利用者は、自分にとって最も望ましい対応(検査や治療の承諾、延命治療の有無など)を加入時に登録しておくことで、実際に病気になったときなどに協力医療機関で速やかな対応を受けることができる。これにより、病気の早期回復と家族や関係者のさまざまな負担軽減を図る。医療行為は、協力医療機関であるKNIが提供する。

 入会時のスペシャル検診、会員情報の管理、会員情報に沿った迅速な治療提供、トータルライフサポート信託、電話・メール相談サービスを特典に含む「ブロンズ会員プラン」と、会員情報の管理のみを行う「ローズ会員プラン」を用意。さらに特典が付加されたシルバー会員プランとゴールド会員プランも順次開始していく予定である。

 オプションサービスとして「成果保証型リハビリテーション(医療保険の枠を越えた利用者独自の目標を達成するためのリハビリテーション)」、「なんでもサポートサービス(介護保険適応外の生活サポートサービス)」を用意する。また、今回のサービスにかかる費用や協力医療機関での医療費の支払いをキャッシュレスにするサービスとして、三井住友信託銀行が提供する「トータルライフサポート信託」(2018年3月中にサービス開始予定)が利用できる。

 今後、2019年度をメドに人工知能や生体認証を情報の管理・運用に導入する計画だという。人工知能からアドバイスを受けられるサービスや、生体情報による本人確認機能の開始を予定する。オプションサービスも拡大し、買い物代行から家電や家屋の修理、ペットの預かり、自分の葬式の用意、遺言書作成の手伝いに至るまで、会員の「命」と「生活」を守るためのあらゆるニーズに対応できるサービスへの拡充を目指す。