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関電、長野県木曽町に630kWの水力、河川維持流量を利用

2019/03/01 11:30
工藤宗介=技術ライター
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山口維持流量発電所(仮称)の新設イメージ
(出所:関西電力)
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 関西電力は2月20日、長野県木曽町にある山口ダムにおいて、下流の景観保全など河川環境の維持のために放流する河川維持流量を利用した水力発電所「山口維持流量発電所(仮称)」を新設すると発表した。

 同ダムは、木曽川水系木曽川にある水力発電専用ダムで、下流にある2カ所の発電所(山口発電所、賤母発電所)に送水している。今回、発電に利用する河川維持流量の有効落差は27.39m、最大使用水量は2.84m3/sになる。

 最大出力は630kW、予想年間発電量は450万kWhになる見込みで、年間約2200tのCO2削減が可能としている。2020年10月に着工し、2022年6月に営業運転を開始する予定。

 関西電力グループは、安全確保を前提にエネルギーの安定供給、経済性、環境保全の同時達成を目指す「S+3E」の観点から、再生可能エネルギー電源の開発を推進している。従来の一般水力発電約330万kWのほかに、2030年までに50万kW程度の開発・投資を目指すという。

 これまでに運転開始済み11万1824kW、取り組み中21万93451kWの合計33万1175kWを手掛けている。内訳は、太陽光が11カ所8.17万kW、風力が4カ所1.8万kW、水力が18カ所3.08万kW、バイオマスが4カ所20.07万kWとなっている。

 一方、中部電力は2月26日、再生可能エネルギー事業について、「2030年頃に200万kW以上の新規開発」を新たな目標として設定すると発表している(関連記事:中部電力、再エネ目標を5倍に、200万kW以上を新規開発)。

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