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大ガス、徳島市のバイオマス発電に参画、北米から木質ペレット調達

2019/02/28 13:07
工藤宗介=技術ライター
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「徳島津田バイオマス発電所」のイメージ図
(出所:徳島津田バイオマス発電所合同会社)
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 大阪ガスは2月25日、輸入燃料を使う出力74.8MWのバイオマス発電所に出資し、建設・運営に参画すると発表した。レノバが開発を主導する「徳島津田バイオマス発電所」で、同事業の主体となる徳島津田バイオマス発電所合同会社(徳島市)に出資する。

 同発電所の年間発電量は一般家庭約25万世帯に相当する約5億kWhを見込む。ボイラーのメーカーは非公表。燃料は、北米産の木質ペレット、東南アジア産のパーム椰子殻(PKS)を使用する。売電単価は24円/kWh。2019年春頃に着工し、2023年3月に運転を開始する予定。

 徳島津田バイオマス発電所合同会社への出資比率は、レノバが36.1%、大阪ガスが33.5%、NECキャピタルソリューションが12.35%、三菱電機クレジットが12.35%、ゲンボクが1.9%、大利木材が1.9%、徳島電機産業が1.9%となる。

 地元パートナーと連携しつつ、レノバと大阪ガスのバイオマス発電に関する知見を組み合わせることで安定的な事業運営を目指すという。なお、発電所の建設・運転資金の一部はプロジェクトファイナンスで調達する。融資シンジケート団の主幹事は三井住友信託銀行で、地銀など12社が参画する。

 大阪ガスグループは、2030年頃までに国内外で100万kW程度の再生可能エネルギー電源を確保する方針。同社グループはバイオマス発電所としては、すでに名古屋発電所・名古屋第二発電所(愛知県武豊町)、市原バイオマス発電所(千葉県市原市)、松阪木質バイオマス発電所(三重県松阪市)、袖ケ浦バイオマス発電所(千葉県袖ケ浦市)を稼働もしくは建設中で、徳島市の案件はこれらに続く6カ所目となる。

 また四国地方での再エネ開発案件としては、葉山風力発電所に続く2カ所目となる。

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