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中部電力、再エネ目標を5倍に、200万kW以上を新規開発

2019/02/28 13:20
工藤宗介=技術ライター
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 中部電力は、再生可能エネルギー事業について「2030年頃に200万kW以上の新規開発」を新たな目標として設定した。同社では、従来、再エネ事業に関し、「2030年までに発電電力量で20%増、設備容量で40万kW相当」を新たに開発するとしていた。今回の発表により、従来の新規開発目標を一気に5倍に積み増したことになる。2月26日に行われた社長会見で明らかにした。

 同社の再エネ発電所は、水力(揚水除く)が191カ所・214万kW、太陽光が3カ所・1.7万kW、風力が1カ所・2.2万kWの合計218万kWが稼働している。2016年の発電実績は約80億kWhになる。

中部電力の再生可能エネルギーの状況と新規開発目標
(出所:中部電力)
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 また、中部エリア内で現在、開発中の再エネ案件は、水力が3カ所・1.3万kW、風力が1カ所・0.7万kW、バイオマスが1カ所・4.9万kWの合計6.9万kWとなっている。中部エリア外では、米子市でのバイオマス発電事業に参画している。具体的には、出資比率30%で、2020年3月運転を開始する予定。

 今回発表した新規開発の目標を達成した場合、再エネ発電所の設備容量は現在の2倍に拡大することになる。当初5カ年で1000億円、2030年までには数千億円規模の投資を行うという。

 新規に開発する再エネとしては、大規模な出力が期待でき、一般海域の長期利用に向けた法律が成立した洋上風力発電が有力としている。すでに、秋田県など複数の地点で洋上風力の開発を検討しているという。

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