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太陽光の余剰電力で沸かす「エコキュート」、東芝キヤリアも発売

2019/02/25 20:39
工藤宗介=技術ライター
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 東芝キヤリア(川崎市)は2月18日、ヒートポンプ給湯機「エコキュート」の新製品を発表した。太陽光発電の余剰電力を効率よく湯沸かしに活用できる「昼の運転予約」機能を搭載した「6シリーズ」合計47機種を3月15日から順次発売する。

 同機能は、前日のうちに翌日の天気予報を確認し、太陽光発電の余剰電力が発生すると予想される時間に合わせて沸き上げ開始時刻と運転時間を30分刻みで設定できる。また、昼間は外出で電気を使わないなどユーザーの生活スタイルに合わせて沸き上げ時間を自由に設定できる。HEMS(住宅エネルギー管理システム)の導入が困難な住宅でも利用可能。

太陽光の余剰電力を使った「昼運転」のイメージ
(出所:東芝キヤリア)
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 このほかにも、オプションアダプターによりHEMSと接続できる。ECHONET Liteの最新バージョン「Release K」に対応し、ZEH補助金の交付要件「一次エネルギー消費量削減」およびZEH+実証事業補助金交付要件「高度エネルギーマネジメント」の実現に貢献する。また、蓄電池を併設することで経済産業省の「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業費補助金(VPP)」に適合できる。

 希望小売価格は、「プレミアム」(銀イオンの湯、パワフル給湯)が100万~107万5000円。「ハイグレード」(銀イオンの湯、パワフル給湯)が90万~105万5000円。「スタンダード」(パワフル給湯)が88万~95万5000円。「ベーシック」(高圧給湯)が83万~95万円。「給湯専用」は、パワフル給湯が78万3000~86万3000円、高圧給湯が70万8000円~78万8000円。

 ヒートポンプ給湯機に関しては、メーカー各社が、太陽光の余剰電力を活用する「昼間運転」機能の搭載を進めている。三菱電機は、同社製HEMSと連携する「売電優先」「余剰活用」「太陽光発電出力制御連携」の3つの運転モードを選択可能(2016年3月発表)。パナソニックは、天候などとの連動機能を持たないシンプルな「ソーラーチャージ機能」を搭載(2017年10月発表)。コロナは、HEMSを導入していない住宅で利用できる「ソーラーモード」および専用HEMSと接続して余剰電力量を予測する「ソーラーモードプラス」を備える(2019年1月発表)(関連記事:「ソーラーモード」で太陽光を自家消費、ヒーポン給湯・新モデル)。

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