日立造船は2月20日、同社グループの独Hitachi Zosen Inova BioMethan(HZIBM)が、英国でバイオガス精製装置1基を受注したと発表した。

 スコットランド北東部のアバディーン市に新設される新エネルギーセンター内の湿式バイオガスプラント向けとなる。納期は2020年1月。

 今回、HZIBMが設計・製造するバイオガス精製装置は、メンブレン方式を採用したもので、生産能力は1200Nm3/h。地域のエネルギー作物や食品残渣などを処理し生成したバイオガスを、バイオメタンに精製し、地元のガスグリッドに供給する。

 HZIBMの親会社であるスイスHitachi Zosen Inovaは、日立造船グループでゴミ焼却発電プラントの設計・建設・保守などを手掛ける。1991年以降、欧州を中心に90件以上(米国1件、中国1件、日本3件、欧州85件以上)のバイオガスプラント建設実績がある。

 また、HZIBMは、2008年に独大手農業系バイオガスプラントメーカーMT-Energieの子会社として設立され、2015年にHitachi Zosen Inova傘下に入った。2017年にフランスのバイオガスプラント事業者向けにバイオガス精製装置を受注するなど、欧州を中心に約50件の建設実績がある(関連記事:日立造船の独子会社、仏でバイオガス精製装置を受注、メタンを生産)。

フランスで受注した廃棄物焼却発電・バイオメタン精製・PtoGシステムのイメージ
(出所:日立造船)
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