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住宅太陽光「入線ユニット」、片流れ屋根の防水機能を維持

2019/02/22 17:40
工藤宗介=技術ライター
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 建築金物の製造販売を手掛けるトーコー(奈良県生駒市)は、緩勾配の片流れ屋根に太陽光パネルを設置する際、屋根から入線できる部材「入線ユニット片流れ双快」を開発し、2月18日から受注生産・販売を開始した。定価は1万1000円。

入線ユニット片流れ双快
(出所:トーコー)
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 立平葺きなどの金属屋根材を用いた緩勾配の片流れ屋根は、太陽光パネルを効率よく設置できるため、ZEH(ネットゼロエネルギー住宅)での採用が増えている。その一方で金属屋根材は、防水技術的な課題で太陽光パネルのケーブルを屋根から室内に入線できず、建物の意匠性を損なうほか、漏水リスクもあった。

 今回発表の新製品では、特許出願中のS字クランク構造を採用。ケーブルが複数入線する際に発生する隙間を確実に埋めて止水でき、0.5寸勾配の緩勾配屋でも防水性能を維持する。製品本体がジョイント機能を持ち、引っ掛けて回転させるだけで簡単に取り付けできる。ケーブルは棟部から入線するため住宅外観を損なわない。

 0.5寸~6.0寸の金属屋根、2.5寸~9寸の化粧スレート瓦に対応する。散水量4L/min、風速30m/s、10分間の社内水密性能試験をクリアした。ケーブル外径8mmまで4系統(最大8本)とアース線1本を入線できる。本体色はブラック・メトロシルバー・ギングロ・グリーン・オレンジ・ブルー・レッド・ブラックパール・シルバーメタリック・シルバーブラック。

断面図
(出所:トーコー)
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