ブロックチェーン技術の仕組みイメージ
(出所:経済産業省資料)
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 丸紅と米LO3 Energyは2月20日、日本国内におけるブロックチェーン技術を用いた電力取引に関する実証実験を開始したと発表した。

 固定価格買取制度(FIT)の終了後、電力を自由に売買できる市場環境を見据え、分散型電源で発電した電力と電力消費者との間で、中央管理者を排除した「peer-to-peer(P2P)取引」を模擬的に実施するとしている。期間は3月末まで。

 実証実験では、丸紅が国内に保有する太陽光などの再エネ発電所と、電力消費者である国内複数カ所の丸紅グループ施設および丸紅新電力の顧客にブロックチェーン機能を搭載したメーターを設置する。丸紅の持つ電源で発電した電力を、電力消費者が仮想市場経由で購入したい価格を専用モバイルアプリで設定し、模擬的に購入する。

 LO3 Energyは、米国・欧州・豪州で多数のブロックチェーン技術を活用した電力取引プラットフォームを開発した実績がある。今回の実証実験は同社初のアジア進出となり、グローバルな知見を生かして世界展開を進めていくとしている。

 また、丸紅は、実証実験を通じてブロックチェーンを活用した事業構築に関する知見を深め、再エネの普及や社会貢献度の高いサービス・商品開発を目指す。