銚子沖で稼働中の東電による洋上風力
(出所:東京電力ホールディングス)
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 オリックスは2月14日、千葉県銚子沖で洋上風力発電事業の事業性調査(海底地質調査)を開始したと発表した。地元関係者の了承のもと、音波探査機などを搭載した調査船で海域を移動しながら、海底面の状況や海底の地盤構造、地形などを調査する。

 音波探査機を用いて海底下の地盤構造を調査する。また、サイドスキャンソナーを使って人工魚礁や海底ケーブルなどの構造物や敷設物、海洋廃棄物や沈船の状況、サウンドウェーブ(砂浪)の状況、海底面の土質の分布などを把握。音響測探機を用いて海底の地形を確認する。

 同社は、太陽光、地熱、風力、バイオマスなどの再生可能エネルギーによる発電事業を展開している。1995年に国内の陸上風力発電事業に出資して以降、蓄積してきた国内外での風力発電に関する知見を生かし、洋上風力を含めた風力発電事業の開発に向けて調査・検討を進めていくという。

 銚子沖における洋上風力発電では、東京電力ホールディングスが着床式風力発電設備の実証実験を実施し、今年1月から「銚子沖洋上風力発電所」として国内初となる商用運転を開始した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業として、2009年に風況・海象の把握や海洋構造物が環境に与える影響などを調査。2013年1月に着床式の洋上風力発電設備を設置した。