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住商など日本初の海外洋上風力向けファンド、最大300億目指す

2019/02/18 14:36
工藤宗介=技術ライター
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ファンドスキーム図
(出所:住友商事)
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稼働済みの洋上風力(参考画像)
(出所:住友商事)
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 住友商事、三井住友銀行(SMBC)、日本政策投資銀行(DBJ)は、海外の洋上風力発電事業に投資するファンドを組成した。海外洋上風力向けファンドは日本で初めてという。

 2月14日に、3社が共同出資するファンド運営会社であるスプリング・インフラストラクチャー・キャピタル(東京都千代田区)を通じて、1号ファンドを設立したと発表した。

 住友商事が保有する英国の資産をシードアセットとして組み入れる予定。具体的には、「レースバンク洋上風力発電事業」と「ギャロパー洋上風力発電事業」を想定している。国内の投資家から資金を集め、総額で最大300億円を目指す。

 事業会社のスプリング・インフラストラクチャー・キャピタルは、機関投資家に対する国内外の再生可能エネルギー発電資産への投資機会への提供を目的に2018年7月に設立された。資本金は2億5000万円。出資比率は住友商事が51%、SMBCとDBJが各24.5%。

 住友商事は、世界各地で再エネ発電の事業開発・運営を積極的に展開しており、持ち分発電容量は1.4GWに達する。開発・建設を終えて安定稼働の段階に入っている資産を同ファンドへ一部売却することで戦略的に資産を入れ替え、今後さらなる優良インフラ案件の発掘・開発に取り組む。

 また、SMBCは、再エネ関連のプロジェクトファイナンスにおいてグローバルで3兆円以上の融資実績を持ち、洋上風力発電へのファイナンスでも合計10GW以上の発電所に融資する。今回の取り組みでは、これまでの知見・ノウハウを提供し、円滑なファンド運営に貢献する。DBJは、英国洋上風力事業ついての知見や投資実績を活用して事業会社に参画する。

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