東急コミュニティー技術研修センター(仮称)完成予想図
(出所:東急コミュニティー)
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導入する省エネ技術
(出所:東急コミュニティー)
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 東急コミュニティー(東京都世田谷区)は2月8日、東京都目黒区に建設中の「東急コミュニティー技術研修センター(仮称)」において、国土交通省の建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の「Nearly ZEB」認証を取得したと発表した。5月に開業する予定。

 同社によると、一般的に太陽光発電システムを屋上に設置できる郊外型の低層建築では、ZEBを達成しやすいという。同センターは、太陽光発電に加え(出力規模は非公開)、高度な省エネ技術を導入することで、東京都内の事務所ビルとしては初となる「Nearly ZEB」の取得を実現したという。RS造S造併用構造で地上5階・地下1階。延床面積は2440m2。設計・施工は清水建設。

 建築上の省エネ機能として、特殊ガラスと建物外周部の外断熱による外部熱負荷の削減、窓の多用など開口形状による自然換気の促進、吹き抜け・トップライト(天窓)を用いた積極的な昼光利用を採用する。

 また、設備上の省エネ技術として、年間を通じて温度が安定している地下水を送水する地中熱利用、天井面と壁面の輻射パネルによる躯体利用輻射冷暖房システム、エリアごとの室内空調情報や運転実績から最適な空調運転モード・運転開始時刻を判断する躯体蓄熱といった空調システムを導入する。

 このほかにも、屋上の太陽光パネルによる発電や、全館LED照明による電力削減、昼光連動制御による無駄の排除、BEMS運用によるエネルギー使用状況の可視化(見える化)、省エネ実績の蓄積・検証によりさらに効率化するという。

 経済産業省によるZEBの定義では、高断熱・日射遮へい・再生可能エネルギー利用・高効率設備などによって省エネ基準よりも50%以上の省エネを実現したものを「ZEB Ready」と設定。さらに、太陽光発電などの創エネにより75%以上を達成したものを「Nearly ZEB」、100%以上を達成したものを「ZEB」と定義している。