近鉄グループのヘルスケア実験を医学的知見でサポート

奈良医大発ベンチャーのMBTリンク

2019/02/13 07:00
近藤 寿成=スプール

 奈良県立医科大学発ベンチャーのMBTリンクは、近鉄グループホールディングスが2019年4月から実施するヘルスケアサービスの実証実験に協力すると発表した。MBTリンクが開発した通信ゲートウェイシステムを利用して各種センサーのデータを収集したり、奈良県立医科大学の医学的知見に基づいてサービス開発を支援したりする。

通信ゲートウェイシステム「MBT LINK(エムビーティーリンク)」
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 実証実験の期間は2019年4月から1年間で、日常生活の健康管理に役立つヘルスケアサービスを提供する。対象は近鉄線沿線の奈良市学園前住宅地と登美ヶ丘住宅地に住む30歳以上の約300人である。

 健康状態に合わせた生活アドバイスを提供する「パーソナル健康サービス」では、MBTリンクが開発した通信ゲートウェイシステム「MBT LINK(エムビーティーリンク)」を利用して、心拍数や運動量などを計測するウェアラブル端末や、温湿度などを測る環境センサーからデータを自動で収集する。

 毎日の生体情報や環境情報は、奈良県立医科大学のMBT研究所に送信して蓄積・分析し、被験者がいつでも閲覧できるようにするほか、医学的根拠のある生活アドバイスを提供する。データ値に異常がある場合に、あらかじめ登録した家族などに伝える「異常値通知サービス」も実施する。

 MBTリンクは、奈良県立医科大学の医学的知見に基づき、サービスの開発やMBT LINKなどの機器提供、ウェアラブルセンサー端末の選定などに貢献する。このほか、健康状態に合わせたおすすめの食事メニューなどの情報を提供する「レコメンデーションサービス」や、実施域内の消費やコミュニティの活性化に寄与する「健康ポイントサービス」においても、医学的知見を生かしたサービス開発に関与する。

 今回の取り組みは国土交通省「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」における「住宅団地が抱える4つの潜在的課題を解決する事業スキームの構築」として選定されている。

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