反射光の影響を巡り訴訟となった姫路市のメガソーラー 
(出所:日経BP)
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反射光対策として、すでに植樹と遮光ネットが設置された 
(出所:日経BP)
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 「太陽光パネルの反射光と反射熱によって、平穏な日常生活を脅かされた」として、兵庫県姫路市の男性が、約1MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「姫路ソーラーウェイ」の開発支援事業者であるJAG国際エナジー(東京都千代田区)に対し、パネルの一部撤去と330万円の損害賠償を求め、2015年9月、神戸地裁姫路支部に提訴した。

 このメガソーラーは、太陽光パネルの設置容量1224kW、パワーコンディショナー(PCS)の定格出力990kWで、住宅地とため池に挟まれた埋立地に建設した。結晶シリコン型パネルを横向きに縦6段の大面積アレイ(パネルの設置単位)とし、設置角15度で設置した。

 日本アジアグループ子会社のJAG国際エナジーが開発支援業務を担い、発電事業の主体はSPC(特定目的会社)である「姫路ソーラーウェイ合同会社」となる。この合同会社に対し、一般社団法人・エナジーエクスプローラーが持分出資を行い、他に匿名組合出資により資金を調達した。施工は東光電気工事が担当し、完成後のO&M(運営・保守)は、日本アジアグループ子会社のJAGパワーエンジニアリングが請け負っている。

 2015年11月16に口頭弁論があり、2016年1月半ばに双方から答弁書が提出された。訴状によると、2014年6月に太陽光パネルが設置されて以降、原告の住宅2階の東側窓から反射光が入るようになった。6月には部屋の温度は40℃、7月には40℃後半、8月には50℃を超えるまで上昇し、原告本人と妻は、熱中症と診断されたという。