オンライン診療サービス「クロン」を手掛けるMICINは、糖尿病患者が仕事と治療を両立できるよう支援する取り組みを中部ろうさい病院(名古屋市港区)と共同で2019年2月に開始した。愛知機械工業(名古屋市熱田区)など9社の従業員のうち、中部ろうさい病院に通う糖尿病患者20人を対象に1カ月間実施する。

取り組み概要(プレスリリースより)
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 糖尿病は継続的な治療によって重症化を予防することが重要とされているが、1年当たりの受診中断率は約10%というデータも報告されている。そのうち20%の人が「仕事や学業が忙しい」ことを理由に挙げていた。治療を継続するためには病院と勤務先の支援が必要と考え、今回の取り組みを始動した。

 患者はクロンを通じて予約から問診、診察までをスマートフォンで完結させる。患者の担当医は、クロンのシステムを通じて、病状や治療方針、就労時に注意すべきことなどを患者の勤務先の産業医や上司と共有できる。患者の勤務先からは、就労状況や職種、勤務時間などの情報が提供される。医師と勤務先の双方が患者の情報を把握することで、病状に合わせた治療方針の決定や糖尿病患者の働き方を支援することを狙うという。

 MICINは今後、他地域の病院や企業でも同様の取り組みを実施したいとしている。