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国内で22年ぶり7MW超の地熱発電所、八幡平市に稼働

2019/02/01 11:22
工藤宗介=技術ライター
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松尾八幡平地熱発電所
(出所:岩手地熱)
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 岩手地熱(岩手県八幡平市)は、岩手県松尾八幡平地域に定格出力7.499MWの地熱発電所「松尾八幡平地熱発電所」を建設し、1月29日から本格運転を開始した。出力7MWを超える地熱発電所が稼働するのは、国内では22年ぶりという。

 今回のプロジェクトでは、2011年10月に同地域における地熱開発を目的に岩手地熱を設立。2013年から構造試錐井の掘削、2017年4月から発電所建設を進めてきた。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)に基づき東北電力に売電し、JFEエンジニアリング子会社のアーバンエナジー(横浜市)が特定卸供給先になる。買取価格は40円/kWh。

 発電所の建設は、JFEエンジニアリングが担当した。噴出する地熱流体(熱水)から蒸気を取り出す蒸気生産設備と、蒸気タービン・発電機などを含む地熱発電設備(シングルフラッシュ方式)の設計・調達・建設(造成および付帯土木・建築を含む)、試運転までをフルターンキーで請け負った。

 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の調査事業費助成金、地熱資源探査資金出資、地熱資源開発資金債務保証のすべての財務的支援を活用した。債務保証対象事業として採択された国内初の案件となる。

 岩手地熱の出資比率は、JMCグループが29.915%(日本重化学工業が14.959%、地熱エンジニアリングが14.956%)、JFEエンジニアリングと三井石油開発が各29.913%、JOGMECが10.258%。

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