記者会見の様子
左はセンター長となる駒木氏、右は責任部局長となる石川氏
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 東京大学が、AI(人工知能)やビッグデータの活用の基礎となるデータサイエンス教育を強化する。2017年2月1日、連携研究機構「数理・情報教育研究センター」を設置、データサイエンス教育に適したカリキュラムの策定を始めた。2018年度の実施を目指す。同大学の理工系学部のみならず、法学部や文学部を含むすべての学部の学生、さらには企業の従業員を対象とする。

 データサイエンスの基礎となる数学、専門性を高めた数理情報、これらを応用するための実践的な知識を習得させる。応用には、コンピューター、データサーバー、インターネット、IoT(Internet of Things)、センサーネットワークなどの基盤技術の知識に加え、価値創造を通した新たな事業を展開できるスキルの体系的な獲得を含む。

 新設したセンターでは、同大学の教授陣とは別に新たに10人超の講師を抱えて、これらの講師陣が全学部に対応した授業を提供する。同センターの設立に携わった石川正俊氏(同大学大学院情報理工学系研究科長、同センター責任部局長)は、「学生が(授業を聴講するという程度ではなく)体系的に習得できる体制を整えたい」と意気込む。必修科目に取り入れることも検討中だ。センター長には、駒木文保氏(同研究科 数理情報学専攻 教授)が就いた。

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