ロボットスーツHAL、いよいよ保険が適用

神経・筋難病疾患に向ける「下肢タイプ」

2016/01/28 15:22
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 CYBERDYNEの「ロボットスーツHAL」への保険適用が決まった。対象は「ロボットスーツHAL医療用(下肢タイプ)」で、神経・筋難病疾患に対する歩行機能改善に適用される。2016年1月27日の中央社会保険医療協議会(中医協)で承認されたもので、2016年4月の収載を予定している。

ロボットスーツHAL医療用(下肢タイプ)(出所:中医協の発表資料中の「企業提出資料」)
クリックすると拡大した画像が開きます

 ロボットスーツHAL医療用(下肢タイプ)は、患者に装着するロボットスーツ、カフ(大腿用と下腿用)、センサシューズなどで構成される。患者に装着して下肢の動作を補助し歩行運動を繰り返すことで、歩行機能を改善する。保険適用に当たっての使用目的は次の通り。「緩徐進行性の神経・筋疾患のうち、脊髄性筋萎縮症、球脊髄性筋萎縮症、筋萎縮性側索硬化症、シャルコー・マリー・トゥース病、遠位型ミオパチー、封入体筋炎、先天性ミオパチー、筋ジストロフィーのいずれかの患者を対象として、本品を間欠的に装着し、生体電位信号に基づき下肢の動きを助けつつ歩行運動を繰り返すことで、歩行機能を改善する」。

推定適用患者数は3400人

 CYBERDYNEはロボットスーツHAL医療用(下肢タイプ)について、神経・筋難病疾患に対する「新医療機器」としての薬事承認を2015年3月25日に申請。同年11月25日付で厚生労働省から承認を取得した(関連記事)。承認取得時点で「保険適用を受けるための申請手続きを行う」(同社)としていた。

 保険償還価格は新規技術料で評価し、技術料は診療報酬改定に伴い評価を検討する。推定適用患者数は3400人を見込む。