ピークカット効果で電気代節約

 同施設の消費電力および太陽光発電電力、蓄電池の蓄電容量は、EMSによってリアルタイムで計測・管理できる。全電力を「見える化」して詳細に把握でき、太陽光電力と蓄電池の蓄積量を最適化しつつ、商用系統からの買電量を抑える。

 同システムを導入することで、同施設の晴天時における日間消費電力量の約20~30%を賄えるという。季節変動を考慮した年間消費電力量は約45万kWhと想定しており、太陽光発電の予想年間発電量7万6310kWh(一般家庭約24世帯相当)から約17%程度を賄える計算となる。

 また、ピーク電力を安定的に約50kW削減するピークカット効果が見込める。同施設の全設備容量は約280kVAであり、通常は電力会社と235kWの契約電力で基本料金契約を行うところを186kW契約で済むため、月間8万2500円、年間99万円の電気料金を節約できる。

 このほかにも、年間17.3kLの石油削減効果、年間44万tのCO2削減効果が期待できる。なお、同システムは、環境省「平成29年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」に採択された。