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低圧太陽光と小型風車の「ハイブリッド発電所」、石狩市で稼働

2019/01/25 15:52
工藤宗介=技術ライター
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生振ハイブリッド発電所
(出所:AOIエネルギーソリューション)
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小型風車と低圧連系太陽光を併設した
(出所:AOIエネルギーソリューション)
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 再生可能エネルギー発電事業などを手掛けるAOIエネルギーソリュ-ション(福井市)は、北海道石狩市に小型風力発電設備と低圧連系の太陽光発電システムを組み合わせたハイブリッド発電所「生振ハイブリッド発電所」を建設した。

 小型風車による発電所は出力19.8kWで2018年3月に連系を開始した。敷地が隣接する太陽光発電所はパネル出力98.4kW(連系出力49.5kW)で2018年12月に低圧配電線に連系した。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は、小型風力発電が55円/kWh、太陽光発電が21円/kWh。

 太陽光は日中の晴天時に多く発電する一方、風力は夜間でも発電する。また、太陽光は日照の多い春先から夏に発電量が多いのに対し、風力は風の強い冬季に発電量が増える傾向がある。そのため風力と太陽光を組み合わせることで発電量が安定化するという。

 発電量は太陽光と小型風力を合せて年間15万4464kWhを見込む。CO2削減量は年間7万2565kg(スギの木換算5183本分)、石油削減量は年間3万5063L(ドラム缶換算175本分)となる。

 小型風力発電設備はデンマークSWP製、太陽光パネルは中国トリナ・ソーラー製を採用した。太陽光のパワーコンディショナー(PCS)は、オムロン製(5.5kW/基×9基)。

 同社は、九州から北海道までの全国各地で太陽光発電事業を手掛けている。2019年5月時点で、ハイブリッド発電所を含む13カ所で発電を行い、総出力は約7.9MWになる。また、2018年度の売上高は2億円を見込んでいる。

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