吸入器をIoT化、患者の服薬を“見守る”

NovartisとQualcomm子会社がタッグ

2016/01/25 15:06
野々村 洸

 スイスNovartis社は、米Qualcomm Life社と提携し、COPD(慢性閉塞性肺疾患)治療薬の吸入器の“IoT化”に取り組む。吸入器にセンサーを内蔵し、患者の服薬状況や服薬時間といったデータを収集。患者の服薬管理を支援する。飲み薬に比べて「吸入タイプの薬剤は服薬し忘れる患者が多い」(Novartis社日本法人のノバルティス ファーマ)ことに対応する。2019年に発売予定だ。

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「ブリーズヘラー」
写真は現在国内で販売されているもの。開発する次世代型は電子部品を内蔵する分、本体のベース(土台)部分が高くなるという。

 薬の吸入をしたかどうかのデータをクラウドに集めることで、服薬を忘れた患者のスマートフォンにアラームを出したり、医師からのアドバイスを表示したりする。患者の服薬状況は医師や家族と共有し、周囲による見守りも図る。

 IoT化するのは、Novartis社のCOPD治療薬吸入器「ブリーズヘラー」。開発する次世代型の形状は現行製品と大きく変わることはないという。ただし、データを収集する電子部品を内蔵する分、本体のベース(土台)部分が高くなる。Qualcomm Life社は、吸入データを最適に取得できるようにするためのデザイン開発を担う。

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