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中国Risen、PERC型太陽光パネルで効率21%、量産品で世界最高

2019/01/21 10:47
工藤宗介=技術ライター
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Risenグループによるメガソーラー
(出所:Risen Energy)
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 中国の太陽光パネルメーカーであるRisen Energyは1月17日、同社の太陽光パネル製品「イエガーHPシリーズ」について、変換効率21%を達成したと発表した。

 対象となったのは、72枚のセル(発電素子)を搭載したPERC(裏面不動態式)型モジュール。第三者認証機関TUV-SUDによる認証試験の結果で、既存のPERCモジュール変換効率の世界記録を更新したという。

 セル単体の平均変換効率は22.2%を突破し、量産レベルでは最高22.51%に達したという。今回、PERCモジュールの変換効率で世界記録を突破した要因は、先進的なセル技術と高出力モジュール技術を組み合わせて改良することで、高効率かつ電気回路のロスを減らすことを実現したためと見られる。

 同社は、1986年に設立された太陽電池メーカー。2017年に高出力ハーフカットセルモジュールが中国の「トップランナー1級」認定書を取得。2018年には、両面原子層沈積(ALD)-AlOx鈍化PERC太陽光発電電池の生産がGW規模に達するとともに、イエガーHPシリーズハーフカットモジュールを開発・市場投入した。

 2019年1月には、中国発展改革委員会の第25ロット新国家企業技術中心リストに入った。これにより同社は、技術開発レベルが国家チームに入る資格を持ち、中国や海外のトップ研究開発機構との交流・共同などに取り組んでいる。高度に自動化された製造施設により生産キャパシティは年間8.6GWを超え、さらに拡大していくという。

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