積水化学、木質系ユニット住宅でもZEH対応

片流れ屋根により太陽光パネル搭載量を拡大

2019/01/21 09:56
工藤宗介=技術ライター
グランツーユーV-ZEHモデル
(出所:積水化学工業)
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太陽光パネルを搭載した片流れ屋根
(出所:積水化学工業)
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 積水化学工業は、木造志向の顧客に対応したユニット住宅「グランツーユーV」から、ZEH対応仕様の「グランツーユーV-ZEHモデル」を1月26日に発売する(北海道、沖縄、離島地域を除く)。太陽光パネルをより多く搭載できる屋根形状を採用した。

 新たに片流れ屋根のバリエーションを大幅に拡充した。片流れ屋根は、南面の屋根面積を大きくすることで、一般的な切妻屋根と比べて約1.2倍の太陽光パネルを搭載できる。同社独自の2×6工法による高い断熱性能と合わせて、木質系住宅でもZEH仕様を提案できるようになったという。小規模住宅や積雪地でもZEH対応が可能。

 また、蓄電池のラインアップに、従来のコンパクト型の4kWh、大容量の12kWhに加えて、新たに価格と容量のバランスに優れる8kWhを追加した。8kWhは、夜の停電時でも照明・冷蔵庫・テレビ・携帯電話の充電などの電力を確保できる。昼は太陽光パネルで発電した電力を蓄電する。

 太陽光パネルは京セラ製、パワーコンディショナー(PCS)と蓄電池はニチコン製を採用した(他社製も選択可能)。PCSおよび蓄電池はニチコンの開発した「トライブリッド蓄電システム」に対応し、EV(電気自動車)と電気をやり取りする「V2Hスタンド」を追加できる(関連記事:太陽光・EV・蓄電池を直流で連携する「トライブリッド」、ニチコンが製品化)。HEMS(住宅エネルギー管理システム)は、NECと積水化学が共同開発した。

 販売価格は3.3m2あたり60万円台から(太陽光発電システム8.64kW、蓄電池8.0kWh、HEMS、オリジナル空調システム「空気工房」を含む)。販売目標は、グランツーユーV全体で年間2500棟を計画する。