1基3.3MWの洋上風車と同型モデル

 設計・施工は、東光電気工事が担当し、風力発電設備はヴェスタス(Vestas)製、太陽光パネルはLS産電製を設置した。太陽光発電用のパワーコンディショナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。2017年2月に着工し、太陽光は同年9月1日、風力は2018年1月1日に運転を開始した。

 年間の発電量は約1997万kWhを見込み、これは一般家庭約5547世帯分の年間消費電力量に相当する。北九州市若松区の総世帯数の約16.4%に当たるという。また、年間のCO2排出抑制効果は1万165tという。

 今回設置した風力発電設備は、洋上風力向けの機種と同型モデルで、ブレード(羽根)の回転直径は112mに達し、現在、国内で運転中の風力発電設備としては最大の出力規模(1基当たり3.3MW)となるという。

 今回の公募事業は、風力発電産業の集積を目的に、風力発電設備の設置に適した響灘地区の一部を風力発電「実証・研究ゾーン」と位置づけ、このエリアを貸し出すことで風車研究拠点を形成し、このエリアを活用してさらに風力を推進することを目的としている。

北九州市若松区響灘地区に設置した
(出所:JRE)
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 「響灘ウインドエナジーリサーチパーク」の運転開始により、JREが運営する発電所は全国で 35 カ所(太陽光・32カ所、 風力・ 2カ所、風力・太陽光1カ所)となった。