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NEDO、浮体式洋上風力を低コスト化、技術実証へ

2030年に発電コスト20円/kWh以下を目指す

2019/01/16 14:27
工藤宗介=技術ライター
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浮体式洋上風力発電のコスト低減に向けた要素技術
(出所:NEDO)
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 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2018年12月20日、浮体式洋上風力発電の低コスト化技術の実証研究に着手すると発表した。2030年に発電コスト20円/kWh以下の達成を目標としたもので、「ガイワイヤ支持」「タレットを用いた一点係留」などの先進的な要素技術を導入し、性能やコストを検証する。

 ガイワイヤ支持は、浮体と風車タワー頂部をワイヤーでつないで強度・剛性を確保し、浮体・タワーを軽量化する技術。タレットを用いた一点係留は、係留システムに巨大なベアリングで構成される回転機構(タレット)を採用し、浮体・風車を受動的に風向に合わせることで、波や潮流から受ける荷重を低減する技術

 2016~2017年度に実施した浮体システムの低コストに係る要素技術の開発で得られたシステム安全性や事業性の評価結果を踏まえ、新たに実証事業「風力発電等技術研究開発/洋上風力発電等技術研究開発/次世代浮体式洋上風力発電システム実証研究(要素技術実証)」を公募し採択した。

 まずは、実証海域おける基本設計や海域調査、事前協議を行う。その後、実現可能性や事業性が認められた場合、実際に浮体式洋上風力発電システムを製作して実海域で1年以上の運転試験を行う予定。委託予定先は、豊田通商、グローカル、寺岡、九州大学、東京大学、海上・港湾・航空技術研究所。事業期間は2018~2022年度。

 再生可能エネルギーの普及拡大に向けて洋上風力発電の導入が期待されるが、国内は遠浅な海域が少なく比較的急峻な海底地形が多いことから、より深い海域に設置できる浮体式洋上風力発電の実用化が求められている。今後、実用化と普及を加速するには、浮体式洋上風力発電の発電コスト低減に直結する先進的な浮体システムが必要という。

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