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清水建設が小水力に参入、富山県に960kWの発電所を着工

2019/01/16 14:09
工藤宗介=技術ライター
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小水力発電所のイメージ
(出所:清水建設)
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 清水建設は1月9日、小水力発電事業に本格参入すると発表した。第1弾として、富山県内で出力960kWの発電所を着工、2020年12月の運転開始を目指す。

 同社は、2016年12月に水資源が豊富な富山県内で小水力発電の事業化に着手した。2017年1月に事業会社「水の国電力」を設立し、これまで開発申請業務などの準備を進めてきた。

 事業会社の資本金は5000万円で、出資比率は清水建設が51%、日本小水力発電(山梨県北杜市)が45%、日本エレクトロニクスサービス(富山市)が4%。

 第1弾の案件では、発電した電力は北陸電力に全量を売電する。固定価格買取制度(FIT)買取価格は29円/kWh。総事業費は約16億円。なお、発電所の名称、設置場所、採用する発電機メーカーなどは非公表。

 今後、富山県の他地域を含む5~6県の合計十数カ所で小水力発電の開発に取り組み、2030年を目標に総出力1万kW(10MW)体制を構築する計画。総売上高で20億円を目指す。

 小水力発電は、地元との調整や開発申請に時間がかかるが、季節や昼夜を問わず電力を安定供給できること、少額投資で事業化できること、開発の際に周辺環境や生態系の負荷が少ないことなどが特徴としている。

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