南オーストラリア州の風力発電設備
(出所:Hallett 4 Pty Limited)
[画像のクリックで拡大表示]

 日本生命保険相互会社は2018年12月27日、オーストラリア・南オーストラリア州で風力発電プロジェクトを手掛けるHallett 4 Pty Limitedに対し、約4400万豪ドル(約35億円)のシンジケートローンを実施したと発表した。同社にとって、オーストラリアで初めての風力発電プロジェクトになる。

 同プロジェクトは、アデレードの北方220kmに位置するノースブラウンヒルにおいて、定格出力2.1MWの風車63基から構成される陸上風力発電設備を運営するもの。合計出力は132.3MWで6万7000世帯に電力供給する規模になる。2011年5月に竣工した。

 今回の融資は発電設備の安定運営のための借換資金を提供するもので、同社はシンジケートローンの組成段階から参加する。長期間にわたって高い利回りの獲得が期待できるとしている。なお、融資先のHallett 4は、大阪ガスが39.9%出資している。

 同社は、2017年3月に発表した中期経営計画「全・進-next stage-」(2017-2020)において、4年間で成長・新規領域へ2兆円、うちESG債などへ7000億円の投融資を目標としており、今回の融資もESG債などのひとつに位置付けている。今後も、社会公共性・事業採算性を踏まえてESG投融資を強化していく(関連記事:日生と関電、英沖の洋上風力に投融資、573MWと950MW)。