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スタートアップの新規参入を支援する、医機連会長

成長著しい中国市場に危機感示す

2018/01/09 14:30
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス
 「スタートアップやベンチャー企業などを対象に、医療機器産業への新規参入を支援していきたい」。日本医療機器産業連合会(医機連) 会長の渡部眞也氏は、2018年1月5日の年頭記者会見でこう意気込んだ。医療機器産業におけるイノベーションを加速することを狙う。

日本医療機器産業連合会(医機連) 会長の渡部眞也氏
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 イノベーションを起こすには、(1)社会の変化、(2)医療のあり方の変化、(3)要素技術の変化、を踏まえる必要があるとした。特に、(3)の要素技術については、「遺伝子解析やIoT、AIなどがドライバーとなるだろう」と渡部氏は期待を示した。

 渡部氏が意識しているのは、成長が著しい海外市場である。医療機器産業の世界市場は2016~2021年に年間平均成長率5.2%で成長すると予測されており、中国やアジア、中東で高成長が期待されているという。

 特に中国では、広東省がイノベーションスポットとなるなど、「日本とは成長スピードに差が出始めている」と同氏は話す。「中国製造2025」を掲げて国内生産を優遇する動きが加速していることにも言及し、日本メーカーの中国市場でのビジネス展開が問われているとした。

 これから期待されている分野としてはゲノム解析に触れ、「個別化医療が実現する新しい時代になるだろう」と展望した。現在、医療現場で収集した情報を大学や研究機関、企業などが利活用できるプラットフォームの整備が進んでおり、医機連としてもこうした動きに協力していく姿勢を明らかにした。

 2017年6月に渡部氏が会長に就任して半年が経つ。同氏ならではの方針としては、「医療機器関連の21団体を繋いでいくことにも注力したい」と述べた。

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