米Linear Technology社は、100M~40GHzと幅広いRF入力信号範囲に対応したRF電力検出器IC「LTC5596」を発売した。送信RF電力の実効値(RMS)を高精度に測定する用途に向ける。一般に、第4世代(4G)や第5世代(5G)の広帯域無線通信システムでは、高いデータ伝送速度を得るために、高次のマルチトーンOFDM変調方式を採用している。従来、この送信RFパワーの測定にマイクロ波用ショットキーダイオードを使っていた。しかし、この素子では波形のピーク値を測定しながらRF/マイクロ波信号を検波するため、条件によっては信号電力を誤って測定してしまうという欠点があった。一方、発売したICは、変調方式や搬送波の数、振幅変化に関係なく、波形の2乗平均平方根を求めた後でその結果を平均化するためRF入力信号の実効値を測定できる。ポイント・ツー・ポイントのマイクロ波無線通信装置や、テスト/計測器、軍用無線機器、LTEや無線LAN、WiMAXなどに対応した無線ネットワーク機器などに向ける。

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