「メガソーラービジネス」に公開した記事の閲覧数ランキングから、2015年を振り返る。ランキングは2015年12月22日時点のもので、2015年以前に公開した記事は除いて紹介する。

 第1位は、9月に起きた鬼怒川の氾濫と、川岸に隣接する太陽光発電所に関する記事だった。鬼怒川の氾濫では、水が川岸を越える「越水」が起きた地点の一つが、複数の太陽光発電所が隣接する場所だった。太陽光発電設備が広範に被害を受け、社会的な関心を集めた。

 この越水地点の川岸には人工堤防がなく、自然堤防の役割を担っていた丘陵部が、太陽光発電所の施工時に削られていたことが明らかになり、用地の選択や施工の是非が問われた。第1位の記事のほか、丘陵部の掘削の問題を中心に報じた記事が、閲覧数ランキング上位に入った。

 鬼怒川沿いの件だけでなく、自然災害による被害や、発電設備の不具合、その対策などを報じた記事は多く読まれた。太陽光発電事業者には、安全に20年間の発電事業を継続できるのはもちろん、近隣の住民や周囲の地域の安全などにも、十分に配慮した計画の立案が求められる。

鬼怒川の太陽光発電所に隣接する川岸から越水(1位ほか)
中央左の上側が越水地点。その奥に複数の太陽光発電所がある(出所:国土交通省・関東地方整備局)