キヤノンがフットサル映像分析、アマスポーツも「見える化」

2015/11/06 16:40

日経テクノロジーオンライン

 アマチュアのチームもデータ分析で強化――。キヤノンは、同社の技術展示会「Canon EXPO 2015 Tokyo」(2015年11月4~6日、東京国際フォーラム)で、フットサルチーム向けの映像分析ソリューションを公開した。キヤノンが有するネットワークカメラ技術と、米Oracle社のデータ管理技術などを組み合わせたもの。「近年、プロスポーツではサッカーなど多くの競技で映像分析技術が導入されているが、今回の技術は一般のプレーヤーに向ける」(説明員)。

 具体的には、ネットワーク対応カメラを8台、フットサルコートに設置し、試合中のプレーヤーやボールの動きを撮影。映像分析によって個々のプレーヤーの走行距離や走行速度、ポジショニングなどのデータを取得する。Oracleはそのデータをクラウドで管理し、さらに試合の分析を加えてアプリケーション上で表示する。

フットサルコートにカメラを8台設置して撮影する。ライブでは映像を表示するカメラの切り替えが可能。試合後は、ハイライトシーンのみを切り出して再生することもできる
[画像のクリックで拡大表示]

 アプリケーションでは、「ボール支配率」「パス回数(成功率)」「カット数」といったチームデータのほかに、個々のプレーヤーの走行距離や走行速度などを比較できる。また、ハイライトシーンの映像のみを切り出して再生したりできる。

ゲーム分析の画面。チームや個々のプレーヤーのデータを確認できる
[画像のクリックで拡大表示]

 使用するネットワークカメラはキヤノンの「VB-S900F」。幅34mm×高さ54mm×奥行き112mm、質量は約180gと小型軽量でありながら、フルHD/30fpsの高画質で撮影できる。水平画角は96度である。

キヤノンのネットワークカメラ「VB-S900F」
[画像のクリックで拡大表示]

 キヤノンによると、「近々、フットサル施設で実証実験を開始する」(説明員)という。ビジネスモデルや製品化の時期、価格は未定としているが、「一般のプレーヤーが手軽に使える価格に設定したい」(同)としている。