東京医科歯科大学とP5、ゲノム情報に基づく予防医療

健康管理ゲノム情報の提供事業を実施

2015/10/05 13:33
近藤 寿成=スプール

 東京医科歯大学とP5は、「健康管理ゲノム情報の提供事業」の運用検証を2015年10月~2016年4月の予定で実施すると発表した。P5は、ソニーとエムスリー、米Illumina社がマイノリティー出資した合弁会社。

 今回の事業では、個人のゲノム情報に基づいた予防医療の実現を目指す。東京医科歯科大学とソニーが2014年から共同研究開発している「ゲノム情報解釈アルゴリズム」が採用される。

 運用検証については、東京医科歯科大学が2015年1月に設立した「医療部附属病院 長寿・健康人生推進センター」が主体で実施する。P5はゲノム情報解釈アルゴリズムを利用して解析レポートを制作するシステムの開発など、サービスプラットフォームの構築を担う。なお、東京医科歯科大学は今回の検証でサービス提供のノウハウを蓄積し、2016年度の事業開始を目指す。

 健康管理ゲノム情報の提供事業では、がんや心疾患、糖尿病などの病気に罹患するリスクを遺伝子の側面から分析。ゲノム解析結果に健康診断の結果を加味した結果レポート「あなたのゲノムプロフィール」を発行し、遺伝子側のリスクを説明した後に生活習慣側のリスクを減らすアドバイスなども提供する。

 ゲノム情報解釈アルゴリズムは、対象とする疾患の発症リスクを遺伝子的側面で算出することが可能。論文などからリスク判定に有力な1塩基多型(SNP)を選定して構築されるキュレーションデータベースと、各個人のSNP情報に基づいて疾患の発症リスクなどを予測する疾患予測手法を組み合わせている。

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