今回から、「イノベーションの設計図(組織の設計編)」を構成する大きな要素の1つである「イノベーションを育む企業(組織)文化を構築する仕組み」の解説に入る(図1)。「イノベーションに強い組織は、意図的に創ることができる」。これがテーマだ。

図1 イノベーションの設計図 組織の設計
今号から、「イノベーションを育む企業(組織)文化を構築する仕組み」を解説する。これまでの連載で述べた通り、現場でのマネジメントによってイノベーションが成功する可能性を高めることができるが、企業(組織)文化の後押しがあれば、時間とエネルギーを大幅に節約できる。

 ただし、組織の構造や権限の割り振りといった形式的な組織論を展開するわけではない。もともと企業の組織は世界中で似通っている。トップに社長がいて経営会議があり、その下に事業部、部、課というヒエラルキーを成している。イノベーションに強い組織の本質は、こうした組織の構造にはない。例えば、「イノベーション部」と名付けた部を新設してもイノベーションが活発になるわけではない。では何がイノベーションに強い組織をつくるのだろうか。

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