2017年10月中旬、大阪で開催されたマネジメントスクール「経営戦略コース」において「モチベーションを高めるリーダーシップ」について講義した際、人材育成に関する質問を受けた*1。質問者は数十人の部員を束ねるマネジャーで、ある部員について悩みがあると言う。

*1 この講義では、ポジティブに働く人間の本質の出現を強化し、ネガティブに働く人間の本質の出現を抑制するために、「人のマネジメント(人づくり)をどのように設計するのか」「組織のマネジメント(組織づくり)をどのように設計するのか」を解説した。

 その部員は、仕事に対して燃えようとする意思を示すし、真摯な態度で取り組んでいる。さらに、仕事の進捗管理も行い、課題を解決する行動計画も立案している。質問者も、マネジャーとしてその部員に対してきめ細かなサポートをしていた。しかし、彼はどうしても計画を所定の時間内で実行できないという。その原因は怠惰ではなく、「やるべきことを頻繁に忘れてしまう」ことだった。忘れていた行動を周囲から指摘されれば、真剣に取り組んでやり終えられるのだ。

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