人と共に働く協働ロボットが今、求められている。先進国における労働人口の減少や多品種少量生産への対応といった 課題に立ち向かう必要があるからだ。ライフロボティクスの「CORO」は人の隣で働ける協働ロボットの1つ。同社の尹祐根氏はCOROから肘をなくし伸縮部を設けることで、従来の産業用ロボットとは違う安全性の高い動きを実現した。

(写真:栗原克己)

 「人から仕事を奪うロボットなんて造るな」。2008年に起きたリーマン・ショックの後、私はそんな言葉を浴びせかけられました。当時は金融危機によって世界中で人が余り、雇用を生み出さなければならない状態です。そのため、人手不足を補う協働ロボットの存在を疑問視する人たちがいたのです。ただ私は、景気が上向いてくれば必ず労働者が足りなくなるはずだ、と考えていました。だから、そんな叱責を受けつつも、歯を食いしばってロボットの開発に勤しみました。

 日本の人手不足をどう解消するか。残念なことに、国内の出生率が急に増加するようなことはないでしょう。人手が足りなくなったら海外労働者に頼るという考え方もあります。しかし新興国は経済成長を続けており、今後も日本が海外労働者にとって稼げる国であり続けられるかどうかは分かりません。だからこそ私たちは人手不足という課題を乗り越えるため、ロボットの活用を真剣に考えなくてはいけないのです。

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