自動ブレーキ用センサーとして今後、レーザーレーダーと単眼カメラを一体にしたユニットを主軸に据える─。自動ブレーキを含む予防安全システムを全車種に搭載していくスズキが、センサーの採用方針を固めた。2017年12月に発売した軽自動車「スペーシア」と小型車「クロスビー」が新方針適用の第一弾(図1)。スペーシアは2015年5月の部分改良でステレオカメラを採用して話題になったが、コストの壁は高かった。

図1 トヨタと同じセンサーに
トヨタの「Safety Sense C」でも使う、単眼カメラとレーザーレーダーを一体化したユニット。
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 軽自動車を含む全車種に展開していくためには、自動ブレーキ用センサーの低コスト化が必須だった。先代スペーシアのステレオカメラは、日立オートモティブシステムズ製だった。これに対して新型車では、ドイツContinental社製の単眼カメラとレーザーレーダーの一体型ユニットを採用した。センサーを変更した理由は、「ステレオカメラより小型でコストが安いため」(同社の担当者)という。現在、ステレオカメラを搭載する車両は、軽自動車の「ハスラー」と小型車の「ソリオ」、「イグニス」の3車種にとどまる(図2)。

図2 4種類の自動ブレーキシステムを使ってきたが今後は単眼カメラとレーザーレーダーの組み合わせに集約する
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 スズキは他に、2種類のセンサーシステムを持つ。機能を絞って安価にしたレーザーレーダーと、海外市場を中心に使うミリ波レーダーのシステムだ。いずれも歩行者を対象とした自動ブレーキには対応していない。

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